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プランジャポンプの試運転時のアドバイス

プランジャポンプの試運転時のアドバイス

マルヤマエクセルのプランジャポンプを試運転する際のアドバイスや注意事項を掲載しております。

クランクケースオイル

原則として、出荷時にクランクケースオイルは注入されておりません。注油せずに運転するとポンプは必ず破損します。運転前にはオイルの注油と油量の確認を必ず行ってください。オイルはエンジンオイル10W-30になります。ポンプ仕様書に記載された量のオイルを用意してください。 ポンプクランクケースの裏フタにあるオイル点検口の赤点の印までオイルが注入されていることを確認してください。 初期始動後50時間でオイル交換を行ってください。その後は500時間運転毎にオイル交換を行ってください。過酷な運転状況や液温・雰囲気温度の高い時は、時間の経過とともに追加の注油が必要となります。

空運転

ポンプの空運転は厳禁です。 充分な吸水が出来る条件で運転してください。 ポンプ給水配管にバルブが取り付けられている時は、「開」を確認して運転するようにしてください。 ポンプの使用頻度が低い場合・定期的に休止する場合には、パッキンが乾燥してプランジャスリーブに張付いていることがあります。パッキンの張付きが起きている状態でポンプを起動するとパッキンが破損し水漏れの原因となります。長期の運転休止がある場合は、定期的な予備運転もしくはハンドターニングを行うようにしてください。

ノズル

消耗したり、破損しているノズルを使って運転することは、所定の作業が出来なくなるだけでは無く、調圧弁余水量の変動でポンプや調圧弁の破損を招くことがあります。ノズルは正規のサイズを確認してから試運転に入ってください。 使用している中でオリフィス径の磨耗や、ゴミ詰まりによりノズルの噴射(噴霧)量が変わる場合もありますので、定期的に確認するようにしてください。

調圧弁

圧力の制御は調圧弁で行います。 調圧弁の設定でポンプの仕様圧力以上に圧力をあげる事は避けてください。 調圧する時は、調圧キャップを工具で回して、最小の圧力から徐々に設定圧力に昇圧して設定します。 メンテナンス後の試運転の時は、必ず最小圧力から昇圧してください。 調圧弁に関する詳細情報は【調圧弁の取扱説明】の項目を参照ください。

圧力計

圧力計はポンプ吐出配管に必ず取り付けてください。 この場合、圧力計で確認する圧力とは、ポンプ吐出配管の圧力です。吐出バルブ・洗浄ガンが「閉」の状態で圧力を確認します。 ノズルや洗浄ガンから吐出している時の圧力ではありません。 圧力計は、設定値圧力の2倍相当の最大目盛りを持つ圧力計を選択してください。 耐震型のグリセリン入り圧力計を選択いただくことで安定した圧力の監視が行えます。

吐出配管

ポンプ運転前には、吐出配管は圧力が開放されるようにしてください。 初期の運転時に圧力の上がり過ぎにより、ポンプや周辺機器や配管の破損の原因になることがあります。 ポンプ吐出口には、吐出バルブを取り付けて、ノズルやオリフィス・ガンノズルを使用しないでも圧力の設定が出来るようにしてください。 また、ポンプ起動時に配管内のエアを排出するために、エア抜き用のバルブを配管するようにしてください。

余水配管

調圧弁には余水配管が必要です。余水0%の運転ではポンプ・調圧弁が早期損耗する場合があります。 試運転時には余水量を測定して、適切な余水が出ているか確認してください。 詳細情報は【調圧弁の取扱説明】の項目を参照ください。

給水配管

「給水配管」の状況が適切でないと重大な動作不良が発生します。極めて単純な事柄が重大なトラブルの原因になる場合が多くあります。 必ず【給水配管の注意事項】をお読みください。 試運転時にトラブルが発生した時は、あらゆる要因を慎重に考慮する必要があります。